岡本綺堂『鎧櫃の血』
- 作者: 岡本綺堂
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
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江戸がすっかり懐に収まった、半七捕物帳の姉妹編。三浦老人昔話の他に、新集巷談六編を加えて、全十八編収録。
魅力である江戸情緒もたっぷり味わえます。
特に旗本とかに関する話は,現代人には新鮮かもしれません。
中身自体には文句ないですが。
本のタイトルは『三浦老人昔話』の方がいいのに。
せめて副題に入れるべきだと思います。
シリーズ中の一話だけ抜き出してタイトルにするのは反対です。
で,江戸時代にもやっぱり“いじめ”とかはあったんですねぇ。
戦後教育の生だけじゃないよね。