読書
いちおう今回も選んでみました。 2010年に‘出た’本じゃなく2010年に‘読んだ’本です。 順不同近藤史恵『サクリファイス』 道尾秀介『シャドー』 平山瑞穂『シュガーな俺』 佐藤亜紀『ミノタウロス』 飛浩隆『グラン・ヴァカンス』 神林長平『プリズム』 柳広…
いちおう今回も選んでみました。 2009年に‘出た’本じゃなく2009年に‘読んだ’本です。 1.阿部和重『ABC』新潮文庫で以前に『ABC戦争』を読んでいたのだけど, これはそこにさらに3編を追加した物。 初期傑作選みたいな位置づけということもあるし, これが一…
ついでに作ってみました。 今思い返してみるところの,○○年に読んだ本ベスト10。
いちおう今回も選んでみました(どうせある種の自分語りみたいなもんですが)。 2008年に‘出た’本じゃなく2008年に‘読んだ’本です。 1.池上永一 『シャングリ・ラ』シャングリ・ラ 上 (角川文庫)作者: 池上永一出版社/メーカー: 角川グループパブリッシン…
今年中に読んでおきたい今年出た本がいくつかあったのですが (『テンペスト』とか『聖家族』とか『儚い羊たちの祝宴』とか) 年末までに読みきれず。 12月 古川日出男『ボディ・アンド・ソウル』 西尾維新『不気味で素朴な囲われた世界』 愛川晶『巫女の館…
久しぶりのファウストで,佐藤友哉特集,よかったです。 楽しみにしていた甲斐がありました。 笹井一個さんのイラストもすごく好きです。 9月 石崎幸二『復讐者の棺』 恩田陸『黒と茶の幻想』 高田崇史『パズル自由自在』 白洲正子『遊鬼 我が師我が友』 久…
古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』が文庫化されたので,ようやく読めました。 後輩?のI君お勧め,ダン・シモンズ『ハイペリオン』も読了。久しぶりに本格SFを堪能。 友桐夏はよいですね。新作でないかな。 6月 友桐夏『盤上の四重奏』 大迫純一『神曲奏…
ちょっと多すぎですかね。 まあ,テレビをほとんど見てなかったので,その代わりということで。 ライトノベルも多し。 小林めぐみ“食卓にビールを”(表紙が恥ずかしいけど)と友桐夏のシリーズは特によかった。 思わぬ拾い物といったところ。 3月 友桐夏『楽…
たいして意味があるとは思わないけれど,何となく今年も選んでみました。 今年出た本じゃなく今年読んだ本です。 1.桜庭一樹 『少女七竈と七人の可愛そうな大人』少女七竈と七人の可愛そうな大人作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メ…
12月 津原泰水『ルピナス探偵団の憂鬱』 野村美月『“文学少女”と飢え渇く幽霊』 野村美月『“文学少女”と死にたがりの道化』 米澤穂信『インシテミル』 高田崇史『QED〜ventus〜御霊将門』 霧舎巧『新本格もどき』 桜庭一樹『青年のための読書クラブ』 有栖川…
まず1冊 9月に読んだ本の中で,一番印象に残ったのはこれでしょう。 桜庭一樹『少女七竈と七人の可愛そうな大人』 少女七竈と七人の可愛そうな大人作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 118回この商…
とりあえず簡単にまとめて。 まず1冊。 古川日出男『13』 はいはい,そうなんです。 今頃読みました(...って,これは誰に向かって書いている文だろう?)。これがデビュー作なんですか。すごいです。 「神を映像にする」ってあらすじに書いてあるのを読んだ…
帰省した長野市にて。 やっと熱くなってきたかな。 今読んでいる本 桜庭一樹『少女には向かない職業』 あれって爺さんを殺す小説だったっけ? 勝手に死んじゃうんだと思ってたけど,よく考えれば,まあ。 読んだ本 堀江敏幸『雪沼とその周辺』 こういう感じ…
台風は思っていたほど酷くなかったが,雨は当たっていたので,読書三昧の連休になった。 最終日には,脱水症状をおこしてダウン気味。 一部,感想を7/17に追加。 今読んでいる はやみねかおる『消える総生島』 消える人+山+館+島 だそう。 図とかぱらぱら…
読めた本より購入した本のほうが多い日々がけっこう続く。 一時期の“日本政府の借金”みたいなものか。 ……などと言ってみる。 まあ“日本の”のほうは低金利で何百年かけて返していけばいいという話もあるが。 僕の読書できる時間のほうは,そんなに長くない。 …
5月 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』 夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回この商品を含むブログ (981件) を見るあいかわらず文章の癖は強いけど,それが気になら…
ちくま文庫から出ている忍法帖短編全集より2冊忍者六道銭―山田風太郎忍法帖短篇全集〈10〉 (ちくま文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る剣鬼喇嘛仏―山田風太郎忍法…
日曜日に中野のタコシェに行ったら,山本タカト緊縛画展ってミニ企画をやってた。 口琴売り場をのぞきつつ,こっそり横目でながめ,この人の絵どこかで見たなと... 家に帰って本棚を探してみると,廣済堂文庫から出てた山田風太郎の現代物(『誰にでもで…
佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』が第20回三島由紀夫賞受賞。 http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/index.html なんかありきたりの結果だなあなどと,つい思ってしまった。 不覚にも。彼がここまでになるとは思ってなかったけど。 (『水没ピアノ…
ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/07メディア: 新書 クリック: 42回この商品を含むブログ (140件) を見る百万のマルコ (創元推理文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/03…
佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』発売記念のサイン会に行ってきました。 サイン会なる物に行ったのは,6年前の戸川純以来か。 並んで待っている間の緊張感が,よいもんですね。 見た感じ,わりと普通な人(ちょっとさわやか)という印象。 なんとなく…
久しぶりに読書感想。 (講談社文庫)" title="フリッカー式 (講談社文庫)">フリッカー式 (講談社文庫)作者: 佐藤友哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (94件) を見るさよなら純菜 そし…
少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 105回この商品を含むブログ (128件) を見る海神の晩餐 (光文社文庫)作者: 若竹七海出版社/メーカー:…
何冊かまとめて。筒井康隆『日本以外全部沈没』 飯田泰之『ダメな議論』 大倉崇裕『無法地帯―幻の?を捜せ!』 はやみねかおる『亡霊は夜歩く』
忘れないうちに,何冊かまとめて。畠中恵『しゃばけ』 米澤穂信『愚者のエンドロール』 酒見賢一『墨攻』 遠藤徹『姉飼』 大晦日に読んだ佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』については こちらに修正・加筆。
昨年末に2006年に読んだ本ベスト10というのを書いてみましたが,そのオールタイム版。 基本的にこういうのって,ある種の自分語りでもあるんで。 だからまあ,気にせず(?)偏愛的に勝手なことを語ってみたいと思います。 感想とか,読んだきっかけとか,前…
日曜より遅めの帰省中。 11月末にも帰省した際に,地元紙の信濃毎日新聞(通称:信毎,毎日新聞とは関係なし)の書評欄に,佐藤友哉「千の小説とバックベアード」の評が載っているのを見つけたんだけど。 さすがに当時の新聞はもう実家に残ってなかった。 地…
そういえば,僕が呉智英の名前を初めて見た(覚えた)のは,井浦秀夫のマンガ『少年の国』の解説でした。*1 この『少年の国』は(新興)宗教を扱ったマンガの中でも重要なものの一つでしょう。 普通の少年達が新興宗教にはまっていき、最後には犯罪まで とい…
現代人の論語 (文春文庫)作者: 呉智英出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/11/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (29件) を見る 「学びて時にこれを習う」の本当の意味は? ありがちな誤読を解き、礼の文化から知のあり方ま…
何か早いよね。 またこの季節ですか? 芥川賞候補の作者,誰も読んだことない。 佐川光晴にはちょっと興味あるけれど。 佐藤友哉はノミネートされませんでしたねぇ。 直木賞候補,北村薫は何冊か読んだことあるけれど, 個人的にはどうもしっくり来ず。 で,…