2008年後半のライブ鑑賞

中原昌也さんを初めて見ました。
高円寺百景,メンバーが若くなりましたねえ(ちょっと新鮮)。


12月29日
CICALA-MVTA
吉祥寺STAR PINES CAFE


12月24日
大友良英Invisible Songs(大友良英,山本精一,カヒミ・カリィ,Jim O'Rourke,芳垣安洋,Sachiko M
ゲスト:中原昌也,坂田明,定村史朗,かわいしのぶ,AyA
新宿PIT INN

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10-12月の読書

今年中に読んでおきたい今年出た本がいくつかあったのですが
(『テンペスト』とか『聖家族』とか『儚い羊たちの祝宴』とか)
年末までに読みきれず。


12月
古川日出男ボディ・アンド・ソウル
西尾維新不気味で素朴な囲われた世界
愛川晶『巫女の館の密室』
大迫純一神曲奏界ポリフォニカ ペイシェント・ブラック』
北山猛邦『踊るジョーカー』
竹本健治『せつないいきもの』
澁澤龍彦『城 夢と現実のモニュメント』
山口雅也『PLAY プレイ』

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7-9月の読書

久しぶりのファウストで,佐藤友哉特集,よかったです。
楽しみにしていた甲斐がありました。
笹井一個さんのイラストもすごく好きです。


9月
石崎幸二『復讐者の棺』
恩田陸黒と茶の幻想
高田崇史『パズル自由自在』
白洲正子『遊鬼 我が師我が友』
久住四季トリックスターズM』
浦賀和宏『墜ちた天使と金色の悪魔』
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』

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4-6月の読書

古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』が文庫化されたので,ようやく読めました。
後輩?のI君お勧め,ダン・シモンズハイペリオン』も読了。久しぶりに本格SFを堪能。
友桐夏はよいですね。新作でないかな。


6月
友桐夏盤上の四重奏
大迫純一神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック』
島田荘司漱石と倫敦ミイラ殺人事件』
桜庭一樹『GOSICK6 仮面舞踏会の夜』
森博嗣θは遊んでくれたよ
野村美月“文学少女”と月花を孕く水妖
恒川光一郎『夜市』
歌野晶午『長い家の殺人』(新装版)

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1-3月の読書

ちょっと多すぎですかね。
まあ,テレビをほとんど見てなかったので,その代わりということで。
ライトノベルも多し。
小林めぐみ食卓にビールを”(表紙が恥ずかしいけど)と友桐夏のシリーズは特によかった。
思わぬ拾い物といったところ。


3月
友桐夏『楽園ヴァイオリン』
古橋秀之ある日、爆弾がおちてきて
友桐夏春待ちの姫君たち
汀こるもの『パラダイス・クローズド』
ゆずはらとしゆき(原作・海野十三)『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』
上月雨音『SHI-NO アリスの子守唄』
野村美月“文学少女”と慟哭の巡礼者
大西科学『ジョン平とぼくと』
荻原浩『母恋旅烏』
歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
星野智幸ファンタジスタ
谷川流涼宮ハルヒの憂鬱
小林めぐみ食卓にビールを3』
大迫純一神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック』
古川日出男『二〇〇二年のスロウ・ボート』
中村融(編)『千の脚を持つ男−怪物ホラー傑作選』

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07年に読んだ本ベスト10

たいして意味があるとは思わないけれど,何となく今年も選んでみました。
今年出た本じゃなく今年読んだ本です。


1.桜庭一樹 『少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

帯の推薦文とか読んで,すごい悲しそうな話かと思いきや,けっこう笑えました。
読む前のイメージと読んだ後のイメージのギャップが大きかった本。
基本,そこはかとなく切ない系で,泣ける話ではあるのですが,ほどよいユーモアとのバランスがよかったと思います。
特に老犬が語り手として出てくる話とか,ほのぼのとしてよい感じ。
幻想的でもあるし,純文学っぽい感じの小説としては,かなり好みです。
他に桜庭一樹の本では,『青年のための読書クラブ』も面白かったです。


2.池上永一 『あたしのマブイ見ませんでしたか』

あたしのマブイ見ませんでしたか (角川文庫)

あたしのマブイ見ませんでしたか (角川文庫)

涙あり笑いありの短編集。
とにかく「サトウキビの森」の雰囲気にしびれました。
脇役で登場する動きの遅いオバァもいい味出してるし,天候の使い方がうまいなど,細かいところにも感心。
「マブイの行方」「失踪する夜」のわけのわからなさも,沖縄っぽくてよいですね。
沖縄が舞台でない作品も初めて読みましたが,これもよし。


3.古川日出男 『13』

13 (角川文庫)

13 (角川文庫)

今さらながらではありますが,古川日出男のデビュー作を読みました。
すげえ。
第二部がけっこう好きです。


4.米澤穂信 『クドリャフカの順番
主人公の視点から語られていた前二作に対し,本作は4人の視点が交互に語られます。
それぞれの個性がよく生かされており,これが予想以上に面白かったです。
いつもながら,ちょっとシリアスな内容もありつつ,楽しんで読めたのは本作が一番でした。
わらしべ長者メソッドとか,あそこに繋がるのか... とか。
まんがの同好会の話の落としどころなど,ちょっとしたほろ苦さもこの作者らしいです。


5.米澤穂信 『遠まわりする雛
古典部”シリーズの最新短編集です。
主人公である奉太郎の変化が面白かったですね。
今後の展開が楽しみなラストも印象的。

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