日曜日の午後-2

読めた本より購入した本のほうが多い日々がけっこう続く。
一時期の“日本政府の借金”みたいなものか。
……などと言ってみる。
まあ“日本の”のほうは低金利で何百年かけて返していけばいいという話もあるが。

僕の読書できる時間のほうは，そんなに長くない。

最近読み終わった本：

• 津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫)

なんとなく“日常の謎”かと思ってたら，違った。
予想以上のヒット。
主人公が探偵役じゃなかったの？　いつの間にやら...というのが意外だった。
続編の予定ってないのだろうか。

• 恩田陸『三月は深き紅の淵を』

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

なにやら，雰囲気にはまる。
今まで苦手だと思っていたのだが，続きも買ってしまった。
だって思わせぶりじゃないですか。

• 愛川晶『ダイニング・メッセージ』

連作短編集ってだけで，個人的には高評価。
各作品，レベルも高いと思うが，地味かも。
で，最後のオチって，それかよ（笑）。

• 芦辺拓『殺しはエレキテル』

トータルではまあまあか。
どうも歴史（時代）物には評価が厳しく...

• 長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』

個人的には，読んでてなかなか楽しかった。
お勧めはしないけど。

読み始めた本：

• 京極夏彦『後巷説百物語』

最近買った本：

• 津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』
• 恩田陸『麦の海に沈む果実』
• 近藤史恵『モップの魔女は呪文を知ってる』
• 浦賀和宏『世界でいちばん醜い子供』
• 宇月原晴明『信長　あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』
• 東雅夫(編)『文豪怪談傑作選　泉鏡花集　黒髪』
• 長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』