山田風太郎の忍法帖短編を読み終える

ちくま文庫から出ている忍法帖短編全集より2冊

を購入。
それぞれ2編ずつ未読のものがあり。


これで,ようやく山田風太郎忍法帖短編88編をすべて読破できました。
最初に読んだのは1996年。
ちょうど講談社ノベルスで傑作忍法帖<第二期>が出てた頃。
読み終わって考えてみると,上下巻2冊以上となるような長編がどちらかといえば苦手な僕としては,短編集のほうが性に合っているようです。*1


ちなみに僕のベスト短編は「忍者本多佐渡守」。
いかにもミステリ好き&江戸時代(特に幕閣)好きなセレクションかと。
次に「忍者傀儡歓兵衛」とか「忍法小塚ッ原」とか。


長編は27編中23編。
まだ残っているけれど,とりあえずはまだいいか。
個人的ベストは『忍びの卍』だけど,絶版中。
今出てるのでは『忍法忠臣蔵』かな。
ストーリー構成がきちんとしてるほうが絶対いいですね。
一般的人気の高い柳生三部作は長すぎてちょっと苦手。

*1:それか,長編といっても連作短編集的なのだったら...。今まで長い歴史物で楽しんで読めたのは陳舜臣チンギス・ハーンの一族』ぐらいですかね。司馬遼太郎とかどうもダメで。